ゴーストライター

2010年の作品。ロマン・ポランスキー監督が
原作者のロバート・ハリスと共に脚本を書いて
映像化した。

ゴースト役はユアン・マクレガー、アダム・ラング
元英国首相にピアース・ブロスナンが扮した。





冴えないライターのところへ、破格の報酬で
アダム・ラングの自叙伝を書くという仕事が
舞い込んできた。

ゴーストを務めた前任者は、元首相の補佐官
だったが、執筆中に不審な死を遂げていた。

ライターはあまり乗り気ではなかったが、成行き
でゴーストを引き受けることになる。

アメリカ東部に位置する小さな島にラングの別邸
があり、ライターはそこで執筆を始める。

この映画、登場人物の誰もが"怪しく"描かれている。

サスペンスものは、何となく"犯人"が読めたりする
ものだが、よく練られたストーリーテリングで、最後
まで気が抜けない展開だった。

アメリカ東部の島、という設定のロケ地は、イングランド
のどこか沿岸部で撮られたのだろう。

重い鉛色の空と雨が、不吉な展開を想像させる。

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