SSブログ

ザクセンの精密機器 [旅行]

ドレスデン市街を歩いていると、建物の屋上に
カメラや時計の広告看板が多いことに気が付いた。

名門カール・ツァイスは、ザクセン州イェーナに本拠地を
置いていたのが、東西ドイツの分断により西側の
オーバーコッヘンと、二つに会社がわかれてしまった。

街角のショーウィンドウにも、レフレックス・カメラ、レンズ、
天体望遠鏡などが陳列されている。

だが、そのプライスタグからすれば、市井の人々が
手にすることは叶わないだろう。

じっさいに、立ち止まってショーウィンドウを覗き込んで
いるのは、ツーリストらしき人たちだった。

それらは、オーバーコッヘン製ツァイスの1/3ほどの価格
だったか。


クラシカルだが作りの丁寧な腕時計もショーケースに
ぎっしりと並んでいた。

これは後から知ったことだが、ドレスデンは優れたドイツ製
時計の草分けで、腕の良い時計師がこの地から輩出して
いる。

東ドイツ体制となったときに、グラスヒュッテ国営時計公社に
統合されて、各々の時計会社は独自性を持てない時期が
続いた。

しかし、東西ドイツの統一によって、20世紀の最後半になると
国営時計公社は解体され、伝統と優れた技術を擁する
会社が、見識のあるビジネスグループに掬い上げられた。

その一つが、ランゲ・ウント・ゾーネ だ。

ブランドの復興から数年で、高級時計市場に定位置を
築いた。


後になってから少し残念に思った。

あのときに、ツァイス・イェーナ製の交換レンズや、
グラスシュッテ製の腕時計を、いくつか買っておけばよかった。






スポンサーリンク



nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:旅行

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

トラックバックの受付は締め切りました

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。