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四季折々 [健康]

久しく日本を離れていました。


毎日、8時に陽が昇って、20時に陽が沈む。
クルマを走らせていて、道路わきに連なるヤシの木は
一年中おなじ表情です。


毎日ほぼ、気温30℃のなか、町行く人々は、アロハを
着て汗だくの日本や中国の人、タイトな革のブルゾンに
編み上げロングブーツでも、涼しい顔のインド系青年。


いつでも真夏の気候のなか、夏服から冬服まで、
さまざまなファッションが行き交う光景は驚きでした。


が、やはり、春夏秋冬がある日本は、しみじみ「いいなあ!」
と感じ入ってる今日この頃です。


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水沢腹堅の時候、起きだす6時は、東の空が微かに
紫色に染められてきたばかり。


レモン水を飲み、ネティポットで鼻洗浄をして、白胡麻油
でオイルプルを20分。


その間に5種類の野菜とハーブを使ったジュースを搾ります。


そして、珈琲をミルで挽き、キチンにいい薫りが立ち込めた頃
にシャッターを上げると、ちょうど街並みの向こうに太陽が
昇り始めます。


寒いけど、表に出て軽いストレッチをしながら、サンゲージング
です。


日の出から間もない太陽を少しだけ直視すると、松果体が
活性化します。


さあ、これで毎朝の習慣、"運命の一時間" は完了!


この習慣(実験)を始めてから7ヶ月になります。


この他にもいくつかあるのですが、この7ヶ月で、私の身体
(内臓)は、実感できるほど改善・進化してきています。


詳しいことは、また順を追って話していきたいと思います。

『投資家が「お金」よりも大切にしていること』 [本]

とてもお勉強になります。
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所謂「お金」って、紙や合金で作られた
記号だという認識でいましたよ。


何かの「価値」と等価交換するための
ツールくらいに漠然と思っていました。



この本の、第一章は

『日本人は、お金が大好きで、ハゲタカで、不真面目』・・


某大学の商学部でアンケートを取ったら、
80%の学生が、「お金儲け」= 悪 と考えて
いたそうです。


また、著者が講義の席で、日本人の成人
ひとりあたりが年間に寄付する額を質問して・・


因みに、アメリカの成人ひとりが年間に寄付
する額の平均は、13万円なのだそう。


先に、その事実を知らせておいて質問する
と、質問の意図から推して、日本人の額は
想像よりも少ないのだろうと踏んで、

1万円くらい・・

という回答になるそうです。



ところが実態は、¥2.500 が、日本の成人
が、年間に寄付する平均額だそうです。



そのほか、「清貧の思想」が日本人をダメに
するだとか、改めて、「お金」というものを

捉えなおす、他に読んだことがない、正当で
正論で、頷かざるを得ない、面白い本でした。
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それ行けスマート [米ドラマ]

このテレビドラマも、スパイもの全盛期に
制作されたもので、日本では1968年前後に
21:00から30分枠で放映されていた。

正統的スパイ・ドラマのパロディといった構成
で、とにかく笑わせてもらった。

たしか、007や0011ナポレオン・ソロが"殺しの番号"
で、それに引っ掛けて "エージェント86は笑いの番号"
がキャッチフレーズだった。





アメリカの諜報機関コントロールの、エージェント86
ことマックスウェル・スマートは、美人だが間抜けな
エージェント99を相棒に、秘密結社ケイオスの陰謀
を阻止するべく、日夜戦っていた。

なんといっても、オープニングで仰々しくコントロール
本部へ参じるスマートが笑わせる。

スマートを演じたドン・アダムスの、真面目に恍けた
風がよかった。

スマートは相当ドジなエージェントなのだが、本人は
至って"スマート"な切れ者と自覚しており、立ち居
振る舞いで、いちいち周りにそれをアピールしている
滑稽さを、ドン・アダムスは嫌味なく、巧く、スマートと
いうキャラクターを創出したと思う。

通信機が、靴に仕込まれているという設定が秀逸で、
それで連絡したり受けたりする、幾つもの面白シーン
が撮られている。

また、吹き替えが藤村有弘さん(ひょっこりひょうたん島
のドン・ガバチョ)で、キャラクターにマッチしていた。

日本の吹き替えは、キャラクターに合った俳優(声優)の
声質、セリフを口パクに合わせて翻訳する細やかさなど
最高なのではないだろうか。

まだ観ていないが、2008年に映画化されている。
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秘密指令S [米ドラマ]

1969年の秋から、水曜20:00時に放映が始まった
英国のテレビドラマ。

すでに「スパイ大作戦」(ミッション・インポッシブル)
や「ナポレオン・ソロ」など、所謂スパイものが全盛
の時代で、少し遅れて始まったと記憶する。

「スパイ大作戦」は毎回ハラハラドキドキの展開
だったが、「ナポレオン・ソロ」と「秘密指令S」は、
コミカルな面があって、会話のキャッチボールが
面白かった。





この「秘密指令S」は、テーマ曲が好きだった。

難事件が発生すると、インターポールから指令S
が、三人のエージェントに届く。

No1は、ジェイスン・キング。本職は推理小説家で、
その鋭い洞察力で事件の真相に迫る。

髪に髭、もみあげがファンキーで、剣先が12cmは
ありそうなドレスシャツにアスコットタイ、タイトな
スーツという出で立ちに、シェイクスピア時代の
口語調など、慇懃さが少々鼻につく感じ。

吹き替えは久松保夫さん(Mr.スポック)で、キング
らしさだったら、この声優さんが一番だっただろう。

No2は、スチュアート・サリバン。本職が何かは
明かされていなかったと思うが、身体能力の高さ
で事件の解決に貢献する。

クールな顔立ちで、声の吹き替えは広川太一郎
さんだった。UFOのストレイカー司令官など、
沈着冷静な役柄に、広川さんの声がマッチした。

No3は、アナヴェル・ハースト。女性エージェント
で、コンピューター・プログラマー。

英国のモデル、" ツィギー"がそれまでのグラマラス
なモデル像から、スレンダーなボディを逆手にとって
ブレイクしており、ハースト嬢のメイクやヘアスタイル
がツィギーっぽかったのが印象にある。

この三人が、それぞれの得意ジャンルを活かして
事件を解決して行くのが毎回のスタイル。

キングとサリバンの凸凹ぶりが面白かった。



タグ:Department S
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黒いオルフェ [映画]

1959年制作、マルセル・カミュ監督による
フランス・イタリア・ブラジル合作の映画。

ギリシャ神話の中の一節を舞台にした
「オルフェウ・ダ・コンセイサォン」をベースに
して、物語をリオのカーニヴァルに移したのが
「黒いオルフェ」。





「オルフェウ・ダ・コンセイサォン」の音楽を
担当したのが、アントニオ・カルロス・ジョビン
だった。

ボサノヴァの名手は、「黒いオルフェ」でも
楽曲を担当していたが、ルイス・ボンファが
作曲した「カーニヴァルの朝」を挿入しており、
映画そのものより、この曲を「黒いオルフェ」と
して記憶している人が多いのではないだろうか。

リオのカーニヴァルを見物するために、ユーリディス
は田舎から出てくる。

市電の運転手を務める陽気な青年オルフェと知り合い、
二人は恋に落ちる。

だが、オルフェには恋人のミラがいた。

嫉妬にかられたミラはユーリディスを執拗に追いかける。
そして、ギリシャ神話の悲劇と同じ終焉を迎える。

スペイン・ポルトガル系の情熱(激情)は、少々、おそろしい。
タグ:Orfeu Negro
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さらば友よ [映画]

1968年、新鋭ジャン・マルセン監督のフランス映画。

主演のアラン・ドロンは前年の「サムライ」あたりから、
甘い二枚目という固着したイメージから脱却する
ように、"男臭い" 作品を選ぶようになった感じがする。

共演はチャールズ・ブロンソン。
日本でC.ブロンソンの顔が知れ渡ったのは、柳屋化粧品
「マンダム」のコマーシャル、「ん~、マンダム・・」だろう。

「マンダム」は曲と共に大ヒットして、社名もマンダムに
変更したほどだった。





マルセイユの港、アルジェから帰還した軍医の
ディノ・バラン(アラン・ドロン)は、イザベルという
女から声を掛けられるが無視して歩き続ける。

そんな光景を見ていたアメリカ人の傭兵、
フランツ・プロップ(チャールズ・ブロンソン)は、
儲け話の匂いを嗅ぎつけて、バランに近づく。

けっきょく、イザベルの持ち掛けてきた話に乗った
バランはプロップと組み、イザベルから受けた
仕事に便乗して、金庫に眠る大金をせしめようと
企むのだが・・

金庫はもぬけの殻、警備員は全員射殺されていた。
イザベルの罠で、バランとプロップは犯人に仕立てられて
しまった。

プロップはバランを逃がすために、自分が囮になって
警察に捕まる。

プロップは、イザベルと共犯のドミニクを追うが、二人とも
警官に撃たれて息絶える。

殺人犯として捕まったプロップは、二人の警部に
問い詰められるが、決してバランの名は吐かなかった。

連行されて通路を行くプロップは、刑事からもぎ取った
タバコを銜えるが、火がない。

通路の角で、バランはマッチに火を着け、プロップの
タバコに火を移す。

ラスト、カメラに向かってバランが叫ぶ。「Yhaaa!!!」
友への別れの言葉だった。

因みに、イザベルの同性愛者、ドミニクを演じたのは
「禁じられた遊び」のブリジット・フォッセイだった。
気が付かなかったなあ。
タグ:Adieu L'ami
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プラハ / イアン・セラー [映画]

1991年制作、イアン・セラー監督の佳作。

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ヨーロッパではよく有りそうな、陳腐とも云えそうな
恋愛映画だが、背景が古都プラハとなれば、一級の
芸術作品の趣となる。


アレクサンダー・ノヴァクは、亡くなった母が写っている
"幻のフィルム" を探し求めてプラハにやってくる。

アレクサンダーは、プラハのフィルム資料館で秘書を
務めるエレナに出会い、たちまち恋に落ちる。

しかし、エレナは館長のヨセフとも愛人関係にあった。
三人の恋模様が複雑に展開していく。

ヨセフ役には、「ベルリン・天使の詩」で好演した
ブルーノ・ガンツが扮していた。

ミラン・クンデラの「存在の耐えられない軽さ」にしても、
チェコ人は、こういった物語が好きな民族なのか、或は
この国の翻弄された歴史的背景によるものか・・

何れにせよ、プラハの美しい情景はこの映画に奥行を
与えている。

「プラハ」が公開される3年前に、この地を訪れていたので、
より感情移入して観たのだろう。




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ヴェニスに死す [映画]

1971年、フランス・イタリア合作。
ルキノ・ヴィスコンティ監督作品。

貴族階級に育ったヴィスコンティ監督の感性が、
この作品には色濃く表れているように思う。

ヴィスコントは、イタリー語で子爵を意味するが、
たしか有数の公爵家に生まれたのだったと思う。

トーマス・マンが、20世紀初頭にヴェネツィアを
旅行した際に体験した出来事を小説に纏めたのが
「ヴェニスに死す」だった。

原作で、アッシェンバッハは作家として描かれていたが、
ヴィスコンティ監督は、作曲家に置き換えている。

ダーク・ボガートが演じるアッシェンバッハは、マーラー
であることを匂わせる。

映画には、マーラーの交響曲第五番が流れる。
監督の晩年に撮られた今作からは、老いて、やがて
死が訪れるであろう予感が漂っている。





高名な作曲家であり指揮者でもあるグスタフ・フォン・
アッシェンバッハは、ふらりとヴェネツィアを訪れた。

やがて、ひとりの美少年を見かけて、いつしか彼の
姿で心がいっぱいになる。

老作曲家は少年の姿を求めて、ヴェネツィアの街を
徘徊する。少年はポーランド貴族の子息で、家族と
共にヴェネツィアへ旅行に来ていたのだった。

作曲家の滞在中に街ではコレラが発生して、倒れ行く
人々が増える中、すでに帰国した少年の姿を求めて
街に残るのだった。

コレラに罹患した作曲家は、ヴェネツィアで死を迎える。

少年タージオ役を求めて、ヴィスコンティ監督は数千人
のオーディションから、スウェーデンの、当時14歳だった
ビョルン・アンドレセンを見つけた。

当時、来日したビョルン・アンドレセンは、チョコレートの
CMに登場して、マーク・レスターと共に、10・20代の女性
たちの眼を♡型にしていた。
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マイティジャック [ドラマ]

1968年の円谷プロ制作作品。

土曜日の20:00から一時間枠で放映されたほど
力を入れた、円谷プロ渾身の作品だった。

万能戦艦MJ号の巨大感・質量感を表現したいが
為に、円谷英二さんは、高速度撮影が可能な、
アメリカのミッチェル・カメラ製のムービー・キャメラ
を購入して撮影に臨んでいる。

当時の価格で、一千万以上はした筈だ。

海底ドックに注水するシーンや、MJ号が浮上して
空に舞い上がるシーンに高速度撮影機が使われて
いるのが判る。

惜しむらくは、飛沫からミニチュアのサイズが知れて
しまう所だ。

このあたりの撮影は、流石にジェリー・アンダーソン
は上手かった。





秘密結社Qは、世界の権力機構を掌握して、その
頂点に君臨しようと画策していた。

対して、財力のある民間企業が合同出資して、
マイティジャックを設立した。

東京湾近海の海底ドックに、万能戦艦MJ号を配置
して、都内にある、とある珈琲店がベースであり、
海底ドックに通じるターミナルでもあった。

隊員は11人、各ジャンルのエキスパートが揃っている。

第1回目は、それら隊員を纏めるジェネラリストとして
ある男(二谷英明)が招聘されるのだが、Qに拉致され、
マイティジャックに救出される所から物語は始まる。

救出作戦に於ける男の度量に、マイティジャックの
隊員たちは、彼が自分たちのリーダーに相応しいことを
確認するのだった。

この番組は、大人の鑑賞に堪えるストーリー性を重視して
制作された様だが、視聴率が稼げずに、1クールが放映
終了した後に、「戦え!マイティジャック」というタイトルで
仕切り直しが図られた。

時間も一話30分に短縮され、例えば、それまで隊員の
コスチュームはダブルブレストのブレイザーで、海上自衛隊
の式典用ユニフォームを思わせるものから、黒黄色の
戦闘服調に改められたり、展開も"お子様ランチ"に軌道修正
されてしまった。

小学校中学年の子どもが観ても、一時間枠の初期作品の方
が好きだった。

円谷英二さんも、路線変更は断腸の思いだったであろう。

荘厳な主題曲は、冨田勲さん。やはり素晴らしい。

タグ:Mighty Jack
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戦え!オスパー・アニメ [アニメ]

たしか、東京五輪の翌年から放映が始まったと記憶する。

印象に残るアニメ作品の主題曲は、冨田勲さんの作曲に
よるものが多い。

「ジャングル大帝」「どろろ」「リボンの騎士」など、冨田さん
によるものだ。

これらのタイトルを聞くと、ストーリーよりも先に、主題曲が
頭に流れる。





一万数千年の昔、高度な文明を築いたムー大陸は、
一夜にして海底に沈んだという。

だが、一部のムー人は生き残り、海底ドーム都市を
造り上げていた。

年に一度、最も優れた超能力者を選出するために
競技が行なわれる。

永い年月がながれ、地上は20世紀後半に差し掛かっていた。
その年、海底ドームで行われた超能力者の選出に優勝した
のはオスパーだった。

自身の能力に絶対的な自信をもっていたドロメは、オスパー
に敗れたことが耐えられない屈辱となり、海底都市を
破壊して地上へ逃げた。

オスパーもドロメを追って地上へ向かう。
地上でオスパーが知り合った少女のユミは、国際十字警察
機構の長官、海津の娘だった。

やがて地上では不可解な事件が頻発するようになり、その
陰にはドロメの姿があった。

オスパーは、国際十字警察機構に協力して、ドロメの企みを
阻止し、追いつめて行く。


超能力少年が活躍する漫画は、この「戦え!オスパー」が
初めてではないだろうか?
この後に「ミュータントサブ」「バビルⅡ世」「幻魔大戦」の
サイキック戦士たちが登場して来る。

国際十字警察の隊員が被っているテンガロンハットが、
如何にも"正義"っぽくてカッコよかった。

因みに、主題歌を歌っていたのは、山田太郎だった。
当時、新聞配達の少年を歌った曲がヒットして、よく
テレビやラジオから流れていた。
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