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『エゴ人間のしあわせ感覚』 [本]

「僕は、"幸福反対論者" だ。

幸福というのは、自分に辛いことや心配なことが何もなくて、
ぬくぬくと、安全な状態をいうんだ。

だが、人類全体のことを考えてみてほしい。

たとえ、自分がうまくいって幸福だと思っていても
世の中にはひどい苦労をしている人がいっぱいいる。

この地球上には辛いことばかりじゃないか。

難民問題にしてもそうだし、飢えや、差別や、また自分が
これこそ正しいと思うことを認められない苦しみ、その他、
言いだしたらキリがない。

深く考えたら、人類全体の痛みをちょっとでも感じとる
想像力があったら、幸福ということはありえない。

だから、自分は幸福だなんてヤニさがっているのは
とてもいやしいことなんだ。」

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『自分の中に毒を持て』 第1章-7、冒頭からの文章です。



あゝ、まさに自分がそうだって、刺さりました。


若いころ、哲学・思想書などを読み耽って、
"深淵なる人生哲理の探究" をこころみては、世界と自分を
深刻でシニカルな眼差しで視ていたものですが、


すこし "大人" になってから振り返ってみれば、ただの
理論武装であり、自己陶酔でしかなかったです。


頭の片隅に、上記の太郎さんの言葉は、たしかに住みついては いるのだけど、
久々に意識の表に表出した思いです。


吉本隆明さんは、太郎さんと同じ考え方をもち、そのうえで、
だけど、となりで戦争をしていても、自分が幸福であれば、
その感情を否定する必要はないんだと、それも肯定していました。


とまれ、太郎さんの言葉をきいていると、青年期に悩んだり、
思い惑っていたときのことが、思い出されます。

『自分の中に毒を持て』 [本]

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岡本太郎 と云う名を初めて知ったのは、1970年に開催された
大阪万博のときでした。


アポロ11号のイーグル号が初めて月面に着陸して、降り立った
アームストロング船長の、あの有名なセリフから一年後の
ことです。


『人類の進歩と調和 』を謳って、千里丘陵に華々しく各国の
パビリオンが建ち並びました。


その中で異彩を放っていたのが、「太陽の塔」でした。


会場の中央に位置する「お祭り広場」に架かる、丹下健三が
設計した大屋根を刳り貫いて、全長70mあまりの「太陽の塔」
は屹立していたのです。


おおよそ、大阪万博が掲げるコンセプトとは異質なベクトルを
感じました。


当時、小学生だった私には、うまく言語化することができません
でしたが、とにかく「太陽の塔」に魅了されてしまい、
万博ガイドブックを何冊も買い漁って、「太陽の塔」って
何なのだろうと思いを馳せていたのでした。


そして、大阪万博の総合プロデューサーに任命された、
岡本太郎さんが "万博(お題目)なんてぶっとばせ!" とばかりに
創造したのが「太陽の塔」だということでした。


その後、頻繁にメディアにも登場して、あるいはコマーシャルにも
積極的に出演しており、一般的には "変なオジサン" として
人気があったようです。


18歳で両親とともにパリに移った太郎は、1930~40年までパリに
滞在して、画学生として、おもにカッフェで様々な人物と
議論し、交友関係を深めていきます。


太郎と交わり、太郎が思想や芸術感に多大な影響を受けた友人たちの
名を読むと、マックス・エルンストやジャコメッティ、マン・レイ、
ミショーなどの画家・詩人、写真家のブラッサイ、哲学のアトランなど
"綺羅、星の如く" といった名が記されています。


そして、決定的だったのは、ジョルジュ・バタイユとの邂逅でした。


バタイユとの出会いが、その後の太郎の生き方を方向づけたようです。



「ふつう、自分に忠実だなんていう人に限って、自分を大事にして、
自分を破ろうとしない。

社会的な状況や世間体を考えて自分を守ろうとする。

それでは駄目だ。社会的状況や世間体とも闘う。アンチである、と同時に
自分に対しても闘わなければならない。これはむずかしい。きつい。

社会では否定されるだろう。だが、そういうほんとうの生き方を生きる
ことが人生の筋だ」



と語っています。


メディアでは、"ちょっと変なことを平気で言ったりしたりする
面白い人" というニュアンスで扱われていたように記憶しますが、
それこそ誤解で、自身の人生の筋を通していたのです。


先日、南青山にある「岡本太郎記念館」を訪れました。

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小学生の娘にも "何か感じる" ものがあったようです。

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飽きることなく熱心に、太郎さんの作品に触れていました。

毎朝の野菜ジュース [健康]

この野菜ジュースを飲み始めて7ヵ月。


膵臓を労わる目的で毎朝の習慣に取り入れました。


レモン・りんご酢水と合わせての効果なのか、


<同じ仕事量を熟しても、今までより疲れなくなった>

<定期健診で5年続けて、慢性胃炎の兆候を指摘されていたのが消えた>


ことが、今のところ、大きな収穫です。


素材は、セロリ、きゅうり、ニンジン、しょうが、にんにく です。


セロリときゅうりは、4~5日分をスーパーで買い、にんじんは、
無農薬栽培したものを、10kg入りの箱で買っています。それで、
約1ヵ月分の量です。

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まず、セロリ・きゅうり・にんじん を、適当なサイズに切ります。
そして、スロージューサーで搾ります。

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次に、搾ったジュースをブレンダーに入れ替えます。
そこに、刻んだ しょうが と にんにく を加えてミキシングします。


ちなみに、誰もが、スーパーなどで売っていて、安く買える
最強のハーブが、"にんにく" なのだそうです。


これで、300~350ml の野菜ジュースができあがり!

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これに珈琲と、ヒマラヤ岩塩・バターで味付けしたオートミールが、
私の朝食です。

食べ合わせ [健康]

現代病のひとつに、糖尿病がありますね。


その、糖尿病の研究をライフワークにしている旧友が
内科医にいて、私の素人考えを話したことがあります。


そのむかし、5万年まえのご先祖(クロマニョン)たちは
狩った獣の肉とか、木の実ぐらいしか食べていなかった
ことでしょう。


その時代、癌とか糖尿病は存在しなかったことが、
発見された当時の人骨から判明しているそうです。


人類が農耕を始めてから、1万年と少々、食べ物の自由度は
はるかに多くなりました。


そして現代では、一部の地域で "飽食の時代" です。


そこで、先の友人に、一種は遺伝形質としても、二種の
糖尿病は食べ物、また、その食べ方に問題があるのでは
ないかと訊いたことがあります。


彼の話では、色々な患者さんを看てきて、たしかに遺伝云々
よりも食べ物に問題があるように感じているとのことでした。


消化を役割とする臓器として、もっとも働いてくれているのが膵臓です。


その90% は消化、10% がホルモン系(インシュリン・血糖値など)を
司っています。


その膵臓さんにとって痛手となるのが、消化のわるい"食べ合わせ" です。


たとえば、米・麦・ジャガイモは、それぞれを "主食" と考えて、
同時に食べないこと。


なので、ラーメン・ライスって、とても消化がわるく、膵臓に負担を
かけていることになるのです。


膵臓さんが弱れば、糖尿病に罹る可能性が増え、膵臓癌に発展するリスクも
否めません。


私は新鮮な野菜やフルーツで、膵臓さんを労ってあげています。

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             【膵臓が元気になる野菜ジュースをつくる】


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野菜ジュースのつくりかたは、また詳しく記していきます。

オイルプルの効果 [健康]

"運命の一時間" と命名された朝のルーティンのひとつ。


朝、起きたら最初にレモン水。


[水腎症] で記したように、腎臓のデトックスのほかに、
寝ている間に失った水分の補給にもなります。


そして、ネティポットで鼻洗浄。


その次が、セサミオイルを使ってオイルプルです。


オイルプル専用のセサミオイルも市販されていますが、
私は大ビン入りの白胡麻油を小型のペットボトルに
移して使っています。

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さて、夜眠っている間に、口腔内は雑菌の巣窟になって
いるそうです。


その雑菌や、体内の毒素を吸収したり、歯周病の予防、
歯のホワイトニングなどに効果があるとのことです。


"四次元肉体進化" と銘打って、世界中の医学知識を
修めた先生から 7ヵ月以上にわたって、"普通" の状態
から、"健康" な心身を作り上げる方法を教わっており、


内科医・歯科医・精神科医・漢方医と、旧友の医師たちと
たまに医学にまつわる話も交すのですが、
私が教わっている先生の、深く莫大な経験と知識には
はるかに及びません。


その先生が云うには、オリーブオイルやココナッツオイル
よりも、セサミオイルが一番効果的だそうです。


7ヵ月、毎日20分のオイルプルを続けてみて、実感できる
ことは、今のところホワイトニング効果です。


よく珈琲を飲み、赤ワインも好きなので、鏡でよく見ると
それらの色で歯がうっすらと染まっていたのですが、それが
なくなりました。


と、いっても芸能人が歯科でホワイトニングしたような
純白の白さではなく、染色による黄ばみが落ちるということです。


それと、間違って舌を噛んでしまったときの治りが早いような
気がします。


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水は命 [その他]

私が住む地域は、日本でも有数の美味しい水に恵まれているそうです。


それが、浄水場で "消毒" されて各家庭に運ばれて来ます。


たしかに、そのままでも十分に美味しく、不味いと感じる
ことはありません。


そこで、TDSメーターを使ってPPM(parts per million)値を
計測してみました。


直の水道水、蛇口に取り付けるカセットタイプともに、67ppm
設置型の浄水器を通した水が、55ppm でした。

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そして、毎朝の レモン・りんご酢水に使っている、
コストコの水が、19ppm でした。

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どこかで聞き及んだ記憶なので正確ではありませんが、
東京都の水道水は、90~160ppm位だったと思います。


ただし、数値が低ければ良いということでもなく、そのなかには、
ミネラルなど様々な成分が含まれているわけです。


数値 0 は、つまり、蒸留水です。
それで淹れてみた珈琲は不味かったです。


ただ、理想をいえば、9~50ppm で、水温4℃の水が、もっとも
分子配列がきれいに整っているそうです。


谷川から湧き出て、迸るような、生きた水が理想的な水なんですね。

体からの声 [健康]

風邪のように軽そうなものから、癌のように重いものまで、
"病気"とは無縁でいたいものだと思います。


だけど、もし、健康な状態から体調を崩して「病を得る」
というプロセスがなければ、すなわち"即死"です。


ですから、何らかの病気に罹ったなら、「主よ、おまえ、
無理しているから、何とかして治すので手をかしてくれ!」という
体からのありがたいシグナルなんですね。


私たちの身体は、勝手に健康を維持して、病気になれば
治そうとしてくれます。


たとえば、風邪をひいて熱が上がるのも、体内に侵入した
細菌を、免疫系が働いて菌を攻撃するために発熱している
ので、解熱剤に頼るのは、免疫系の足をひっぱることに
なります。


とはいえ、仕事をもっていれば、"風邪薬" ではやく治したいと
思ってしまいますよね。


なので、本当は、日々ちゃんとしたクォリティの高い食事を
心がけることが大事です。


食べることって、"自分" が食べたいから食べているんだと
思うのがあたりまえですが、実は、腸内菌が食べているのです。


つまり、我々の身体は、"腸内菌によって生かされている"
といっても過言ではありません。


レンジでチン!ではなくて、素材に手を掛けて料理されたものは、
栄養もあり、たくさん食べなくてもお腹(腸内菌)が満たされる
のを感じます。


その栄養を腸内菌が上手に仕分けして、腸内壁から吸収された
各種栄養素が体内に運ばれるわけです。


"栄養" と "カロリー" は、イコールではありません。


栄養価が高ければ、一概に高カロリーともいえないし、
ジャンクフードで高カロリーを摂っても、そこに質の高い栄養素
が含まれていなければ、腸内菌さんは悲しむでしょう。


子どもって、野菜ぎらいな子が多いですよね。 私もそうでした。


なぜかといえば、体が求めていないんです。
だいたい、子どもが食べたがらない野菜の多くは、自身が
食べられないように毒素をもっています。


大人には何でもない、むしろ体に良い野菜でも、成長過程にある
ちいさい子どもには良くない野菜でも ありうるわけです。


だから、心の声が「食べない方がいいよ!」と、教えているのでしょう。


人体とは、なんて精密にできているんだろうと驚きます。


体の声を訊け!


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家族ができて [その他]

20~30代は仕事以外、ひたすら趣味に没頭していました。


少々、ペシミスティックなところもあり、
生涯ひとりで暮らして行こうと、不遜にも考えていました。


ところが、40代になる頃にひょんなことで知り合った
女性と結婚することになりました。


そのうち、子供も誕生して家庭というものができると、
自分の中の何かが、少しずつ柔らかくなっていくのを
感じていました。


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若いころは、刹那の感覚を大事に日々を過ごしていた
のですが、今では、50年とか100年先のことを考えて
います。


年齢差が20才以上ある家人と、長男、小学生の娘まで、
48年の世代差があることで、健康でいなくては!と
いう意識を強くもつようになったのです。


不思議なもので、独身で気儘に生活していたころは、
病気や怪我で入院したりなんてことが数回あったの
ですが、いまでは、それらに無縁の心安らかな日々を
送っています。


"意識" していると、そのようになっていくものなんですね。


ひとりの時間も大切ですが、妻や子らと共有する時間に
これまでにない愛おしさがあります。


とーちゃんは元気に生涯現役、ピンピンコロリ!

ネティポット [健康]

先回は、腎臓デトックスに効果があると教えられ、
実際に、私自身がその効果を実感している
レモン・りんご酢水について記してみました。


今回は、ネティポットです。


インド医学のアーユルヴェーダに、この鼻洗浄が
用いられています。


風邪に罹りにくい、花粉症が治るなど、色々な
効用があるそうです。


私は花粉アレルギーもないので、その効果は
わかりません。


ですが、7ヵ月続けて感じるのは、ふだん思って
いる以上に鼻はつまっているのだということでした。


とにかく鼻の通りがよくなります。


それまで、鼻が詰まっていない普通の状態だと思って
いたのが、実は、詰まっていたんだと知りました。


呼吸が大きく、楽になったように思います。


ネティポットを始める前に、とくに呼吸に不都合を
感じていたわけではないのですが。


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拙宅では、飲料水を浄水器を通して使っていますが、
鼻を通すわけですから、やはり、塩素をフィルタリング
した水がよいでしょう。


始めたころは、ヒマラヤ岩塩をミルで挽いていましたが、
最近では "赤穂の天塩" を使っています。


経験からすると、40~43℃の湯水に、海水に近い濃度に
なるまで塩を溶かした食塩水が、鼻腔に刺激もなく
快適に洗浄ができます。


「ネティポット」で検索すれば、詳しい情報が書かれて
いるはずです。


さて、今シーズンは風邪に罹らないで過ごせるかな・・・

水腎症 [健康]

あれは、"厄年"といわれる年齢に差し掛かったころです。


背中の右下あたりにかなりの痛みがおこり、
造影剤を注射して撮影したり、エコーで調べてみたりと
色々な検査を受けても原因に行き着けませんでした。


最後に、MRIを受け、腹部断面図を検証していた医師が発見
してくれた画像に、右腎の尿管が、ある部分で3本写っている
ことが判明しました。


つまり、本来、腎臓からストレートに膀胱まで繋がって
いるはずの尿管が、途中でS字にくねっていたんです。


そのS字のところで流れが滞って、右腎がほとんど機能
しなくなっていました。


それで、"水腎症"という"病名"が診断書に書かれました。


先天的なものか、何か後天的な原因でそうなったのか、
理由は分かりませんでしたが、抗生物質とロキソニンなどの
鎮痛剤で、とりあえず、炎症と痛みは治ったのでした。


それ以降も、ハードに仕事をこなして疲れが溜まったときなど
右腎が疼くこともあり、そんなときは、あまり薬に頼りたくは
ないけど、鎮痛剤で誤魔化して、「何とか、折り合いをつけて
水腎症さんと付き合っていこう」などど思っていたのです。


それから年月は過ぎて、7ヵ月ほどまえに、腎臓や肝臓を
デトックスするのに効果があるという方法に出合いました。


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それは、先回に記したことのひとつ、レモンを搾り、りんご酢を
加えた水を、毎朝、起きると最初に作って飲むことです。


水は、コストコで纏め買いしているペットボトル入りの軟水を
使っています。


TDSテスターという、簡単にいってしまうと、水質を検査できる
メーターがあるのですが、それで数値を計測したら、その軟水は
16、拙宅の水道水、浄水器を通した水ともに検出値は66でした。


これは数値が低いほど良いということではないのですが、他の
分子との混ざり具合が、数値が低い軟水ほど高いということです。


さて、この習慣を続けて7ヵ月になるわけですが、その効果を
実感し始めたのは、二週間が過ぎたころだったように思います。


今では、当時だったら右腎が疼くであろう仕事量をこなしても
腎臓さんが悲鳴をあげることはなくなりました。

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