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キャリバー7S36 [時計]

機械式の5シリーズは、海外向け(主に中東)に
作られており、アラブ諸国ではとても人気がある
らしい。

なぜ機械式なのかというと、電池交換の必要が
ないから、ということなのだそうだ。
あちらではボタン電池は、ばかにならない値段
とか。

生産・組立はホンコンやシンガポールの工場で
行われているが、一部はパーツを日本まで運んで
組み上げて、Made in Japan としてアラブ諸国へ
出荷している。

彼の地では、"日本製"に絶大な信頼と羨望があり、
故に、Made in Japan の刻印は「葵の御紋」なの
だそうだ。

004.JPG

同じ機種で、海外製と日本製を持つが、どこが
違うのか比べてみると、外装(ケース)では日本製
の方がエッジが立ち、エッチングも深く立体感が
僅かに勝る。

キャリバーは海外製は21石の7s26、日本製は
23石の7s36が搭載されている。
ともに1/6sec.振動で、性能に差はない。

このキャリバー、基本設計は60年代の汎用機が
ルーツだと思われる。シンプルで頑強な作りだ。

所有する十数本の精度は、日差-3秒の個体から
+12秒の個体まで色々。
メーカーが、このキャリバーに求める許容範囲は
-25秒~+35秒くらいだったと思う。

さて、機械式のムーブメントも年数が経てば、調速機
周辺にオイル切れも起こすだろうし、オーバーホール
が必要になるだろう。

だが、オーバーホール代は、5シリーズ一本と同等
だろう。
オイルが切れたら次の5をどうぞ、と云うことかな。


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タグ:7s26 / 7s36
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