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マイアミ・バイス [米ドラマ]

1984~89年まで、5シーズン続いたヒット作。



制作はマイケル・マンなので、ストーリーはリアル。
実際の法に照らし合わせて、あり得ない様な
逮捕劇の刑事ドラマとは仕立てが違う。

だから、犯人を逮捕したり、犯罪組織を壊滅して
お終いという単純なドラマである回の方が少ない。

舞台はマイアミ。

メトロ・デイド警察の、風紀取締班バイス・スクワッドに
所属する2人の潜入捜査官を中心に、チームワークで
事件を追う。

彼らの警察オフィスも、表向きは海運会社に偽装している。
捜査官のジェームズ・ソニー・クロケットは、ハーバーに
係留してあるヨットが、アリゲーターのエルビスと共に寝起き
する家代わり。

足はフェラーリのデイトナ・スパイダー、衣類はベルサーチ、
腕には金無垢のロレックス・デイトジャスト。

それらは、表向き裏世界のブローカーとして動くための道具
で、すべて借り物か、事件の押収品を使用している。

ただし、ヨットだけは、フットボールのスター選手だった時代の
稼ぎから購入したという設定だったと思う。

もうひとりの捜査官、リカルド・タブスは、ニューヨーク市警の
警官だったが、刑事で暗殺された兄の仇を追ってマイアミへ。

ソニー・クロケットと共に、バイス・スクワッドで潜入捜査官として
働くことになる。

タブスは、アルマーニのスーツをタイトに着ている。

毎回、挿入される曲は当時のヒットナンバーで構成されていた。
ストーリーは、シリアスに展開していくが、バックに流れる楽曲や
最先端のファッションなどが、アメリカ人にもフィットしたのだろう。

どちらかといえば、「スタスキー&ハッチ」のような"軽さ"を含んだ
ドラマの方が、アメリカ人は好きなのだと思えるが。

ソニー役はドン・ジョンソン。「ハーレー&マルボロマン」でミッキー・
ロークと共演して、ガムテープでブーツのソールを固定している
マルボロマン役が印象的。

タブス役のフィリップ・マイケル・トーマスは、この役以外では
よく知らない俳優だが、ドン・ジョンソンとは名コンビだった。

そして2006年に、やはりマイケル・マンの製作で映画化された。

ソニーにコリン・ファレル、タブスはジェイミー・フォックスが演じた。
TVシリーズと同じ色合いの内容で、マイケル・マンは更に深化
したドラマを創りたかったらしい。




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タグ:Miami Vice
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