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フライト [映画]

ロバート・ゼメキス監督、デンゼル・ワシントン主演で
2012年制作、日本での公開は2013年だった。

日本版の予告編をみていると、主人公が陰謀に
巻き込まれて艱難辛苦の末に無実を晴らす
航空サスペンスものだとばかり思っていた。





物語は、ホテルの一室で気怠い朝を迎えたウィップ
(デンゼル・ワシントン)と恋人らしき女性カテリーナ
(ナディーン・ベラスケス)がコカインらしき粉を吸引
して身支度を整え、部屋を後にするシーンから始まる。

部屋には酒ビンが散乱している。

あれ?と思った。どうやら航空サスペンス映画ではなく
アルコール依存症を扱った内容らしい。

ウィップとカテリーナはホテルから空港へ向かい、
何時ものようにコックピットとキャビンへ。

オーランド・アトランタ間の旅客機は順調に離陸するが
天候は荒れていた。水平飛行に移り、ウィップは
操縦桿をコ・パイロットに譲り、そのまま一眠りする。

ところが、旅客機は急にコントロールを失い急降下、
墜落を免れない状況に陥る。

ウィップは常人離れした操縦技術で旅客機を背面飛行
に持ち込み、不時着を成功させた。

わずか数名の犠牲者で済んだ奇跡的なウィップの業は
人々から賞賛されたのだが、不時着時に重症を負った
ウィップの体からアルコール反応が検出される。

これで事態は一転、ウィップは終身刑に処せられても
仕方のない重罪人となる。

だが、ずば抜けたウィップのテクニックと機転がなければ
搭乗者全員が犠牲になったであろうことも検証の結果、
明らかになった。

会社側は、敏腕弁護士のヒュー・ラング(ドン・チードル)を
ウィップの弁護につける。

ヒューは実際にウィップの無実を信じて献身的に無実を
証明する物証を掴もうと奔走するが・・・

なかなか次の動きが掴めない物語の展開に引き込まれた。

アルコール依存症の患者が立ち直る確率は20%以下だと
いう。さらに、克服したかにみえる20%が、一年以内に再び
依存症に戻ってしまう確率が50%以上なのだという。

一度はまったら、ほぼ抜け出せないアルコール依存症の
怖さを描いた作品だったのだが、希望の光を残したラストだった。



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